発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2051.どんな曲も解釈が必要なのでしょうか。

A.歌詞がついていない、音符だけの曲を歌う時だって、歌詞がついている曲と同様に考えて歌わなければならない。音符を楽器で歌わせる時はいろいろ考えるけれど、人が歌う時は何もしなくていいわけじゃない。身近な教材として、コンコーネを見て欲しい。あちこちにどう歌って欲しいか記入されている。まず音程とリズムにはめることばかり考えて、無視しているかもしれませんが、それをうまく利用すれば、声も出しやすくなるはずです。それと同様に、何も書いていない曲なら、逆に「ラッキーだ、自分の歌いたいように歌える」と思えるくらいになって、この曲の聞かせどころは何なのか、歌う前に考えてみてほしい。歌のパートに書いてなくても、伴奏のパートにはいろいろな書き込みのある楽譜もある。たくさんのことを読み取ってどんな曲でも声の色を作ってしっかり歌ってください。(♯Б)