A.高い声に憧れる、という人は多いと思います。しかし、これがとても危険であることも熟知しておいてください。ヴォイストレーニングの初期段階においては特にそうです。高い声というのは、喉を閉めて舌を団子にした状態でいくら練習しても何も身につきません。というよりもどんどん喉を硬直させていって逆に練習すればするほど声が出なくなっていくと思います。このようにして歌手になれる可能性をもった人が、歌手生命を断たれた例は、世の中に五萬とあります。ので、喉が苦しくなる発声で高音をたくさん練習するのであれば、練習しないほうがまだ良いと考えてください。ただ、高音域は低音域のまま喉を厚ぼったくして出すものでもないことを覚えて置いてください。声を支えられて、喉をリラックスした正しいフォームで出される声というものを磨いていけば、高音への道は意外とすぐに開けてくるものです。(♭∀)