Ａ．クラシック歌手の中でも、人によって様々なクセがあり、それがオリジナリティとなっていく点はあります。クラシックの歌手を聞くことに慣れていない方はみんな同じような声に聞こえるかもしれませんが、オペラに詳しくて何十年も劇場に足を運ぶような方はわかると思います。そして、やはりその中でもお手本として聴く歌手と、好きなんだけどあまり聴かないようにしている歌手というのがそれぞれの中で存在します。お手本にする歌手というのは癖が無く限りなくナチュラルに近い自然な発声法で歌う歌手です。逆にあまり聴かないようにしている歌手とは、クセがあり危なっかしい点もあり、しかし、エキゾチックで手に汗を握る緊張感のある歌手が多いです。なぜそのようなことをいちいち考えるかというと、クラシックの発声法は、ほんのちょっとのズレが、とても大きなズレになると感じる人が多いからです。耳から入る声にも影響を受けてしまうほどデリケートなものです。 (♭∀)
