A.答えは簡単で、一つのことを考えられていないということです。集中したいことだけではなくて、他のことが気になってしまうからなのです。それは人の目だったり、悩みことであったり、そのあとの用事であったり、とにかくそのトレーニング以外のことに、頭がいってしまうから集中が切れてしまうのです。人間は同時に2つのことを考えられません。つまり考えている時は一つのことを考えているのです。だからそのことをもっと意識していけば、集中力を高めていくことができるはずです。
集中できないのは、誰のせいでもありません。集中できない自分が悪いのです。
それともう一つ、体力不足で集中力が続かないということもあります。しっかりと体力をつけて、集中できる体にしていきましょう。集中力がなければ、技術の向上も表現力のアップもあり得ません。集中できる自分というものを作っていきましょう。量をこなしていくためにも、集中力と体力が必要になってきます。具体的な滑舌練習、発声練習等を「質」「量」ともに充実させて行っていくためには、「集中力」と「体力」は不可欠なのです。