発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2300.トレーナーがいつも例え話によって指導するので、分かりづらいです。

A.とはいえ、逆に具体的に、例えば甲状軟骨が高い位置に上がらないようにとか、胸鎖乳突筋が働いていないとか、そのような知識で言って、仮に理論的に正論であったとしても実践できるかどうかは難しく、人によっては正しい知識が邪魔をして喉を逆に硬直させてしまったりすることの方が多いような気がします。感覚とはとても大切なものです。歌っている時に出ている声をあまり聴かないで体のどのような部分を働かせようとしているのか敏感になってください。そして、例えば洗面器を上からかぶるように空気を動かして、といわれたとします。実際によい声が出るときを想像しながら、頑張って感覚を分かろうとして想像しながら歌ってみてください。すぐには勿論無理だと思います。数年後できるようになったときその意味はとてもよく分かると思います。(♭∀)