A.良い発声のお手本は、赤ちゃんです。赤ちゃんの泣く声はとても大きく、よく響きます。その声の出し方は、とても効率的でシンプルです。
赤ちゃんは生まれたときから、体全体と比べてお腹が大きいです。そして、そのお腹の動きは、広がったりしぼんだりしません。
ずっとお腹が広がったまま上下に動いています。また、表情筋が持ち上がり、ほっぺや眉間に響きがよく集まっています。
そして、舌の奥が下に引っ張られて、喉の奥まで見えています。
赤ちゃんのうちは、自分で何も出来ないので、泣くことでしか自分の欲求を表現できません。それで、何も考えずに、自然な状態で声を出しています。
大人になってくるにつれてそんなことは忘れてしまうのはしかたがないですが、声を出すというのは、優秀に勤勉にやって増やすことより、無駄なことをしないで、増やさないで取っていくことです。
赤ちゃんのような何もないほうが、声を出すとにおいて良くできるのです。(もちろんその時点では音楽性はないし、それを無視していることではありません。)
機会があったら、ぜひ参考にしてみてください。(♯§)