A.喉は生まれつき親からもらったものですが、使い方(声の出し方)については、本人の曲がりグセがみんなそれぞれあり、そのために持っている力を十分に発揮できていないことがあります。
本当の持っている声をだすには、体を良く使うこと以外には方法がありません。どんなに強い喉や良い喉を持っていても、体を使えなくて、歌うのに苦労している人もたくさんいます。
良い声を出せるようになるには、まずお腹の正しい使い方を覚えることです。何度も試行錯誤を重ねることになると思いますが、正しい使い方かどうか、自分で分かるようになりましょう。
そして、息です。歌う時は、喋る時よりも息を多く、速く、使っています。
イタリア語で、「スル・フィアート」とよばれる、息の上に声が乗ることが、喉にとって1番良い状態と言われています。つまり、息と声は密接に関係していないといけません。
そして、響きです。響きは、自分の声を外に向かって伝えるためにあります。自分に内的に響くことがないように、外に向かって、抜けて離れていくような場所を探します。
それでこれらの点をしっかりとやることで、喉はやっと本来持っている声を出せるようになります。(♯§)