A.基本的に息吐きのトレーニングでは、息を強く吐いていきます。
例えば、1秒で息を吸い、5秒で息を吐くというトレーニングを繰り返す際も、その5秒は強く息を吐いていきます。強く息を吐くことで、呼吸のための筋トレになるのです。呼吸器官が鍛えられるのです。
また強く吐いていくことで、大きな声を出した時と同じような体の使い方ができるのです。ですから声を出さなくても、体を鍛え、呼吸器官を鍛えることができるのです。
また5、10、15秒と長さを変えて、息を強く吐いていく際も、ただやみくもに強く吐くのではなくて、一定の量をキープしつつ、強く息を吐いていきましょう。最初だけ強く吐いて、尻つぼみになってしまったり、息の量をセーブして、弱くから強くというような吐き方になってしまってはいけません。一定の量の息で、強く吐いていくのです。
この強く吐くということが、体に入ってくると、弱い息も自由に扱えるようになってきます。体の器を大きくしていくことで、もっと自由に息が扱えるようになるのです。