A.発声法のテクニックを伝えようとしても、どうしてもついてこれない生徒さんもいらっしゃいます。それは、レッスン中に少しでも良い声を出せるように頑張ろうと思う「気持ち」があっても、「体力」がついてこない生徒さんです。
ある程度の声を出せるには、トップアスリートのような強靭な体力が必ずしも必要なわけではありません。(プロとしてのレベルを限りなく追求するためにはその要素は必要です。)しかし、例えば走りだして一分も立たないうちにギブアップしてしまうような方が意外と多いように感じます。
ヴォイストレーニングを受けなくてもいい声をもっていらっしゃる方と海外で何人も出会いましたが、皆さんに共通することは、例えば一日中市場で声を張り上げ続けることが出来る、または農作業を一日中行うことが出来る「充分な体力」があることです。特に、生活習慣病や不規則な生活を改善することが、とても重要な生徒さんが意外と多い気がします。(♭∀)