発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2617.声が出ているか自分で判断できますか。

A.発声しているときの舌の形を鏡を見て観察してみることは、発声が上手くいっているかどうかの判断材料としてとても役に立つと思います。発声が上手くいっていない場合は、舌の根元あたりが窪んでいたり、舌の先端がかなり後ろに位置していたりすると思います。舌の根元は、少し盛り上がっているといいです。ルチアーノ・パヴァロッティが歌っている時のアップの映像を参考にしてみてください。舌が綺麗な形をしています。
ただし、舌を鏡を見ながら舌やその周辺の力を使って形を作ろうと試行錯誤する事は、ほとんど意味が無いと思います。あくまで、判断材料なのです。まず、呼吸の流れがないと舌の形は上手く形作れません。あとは、呼吸が流れていく道です。道がはずれると舌の形は変形してしまいます。(♭∀)