A.発声しているときの舌の形を鏡を見て観察してみることは、発声が上手くいっているかどうかの判断材料としてとても役に立つと思います。発声が上手くいっていない場合は、舌の根元あたりが窪んでいたり、舌の先端がかなり後ろに位置していたりすると思います。舌の根元は、少し盛り上がっているといいです。ルチアーノ・パヴァロッティが歌っている時のアップの映像を参考にしてみてください。舌が綺麗な形をしています。
ただし、舌を鏡を見ながら舌やその周辺の力を使って形を作ろうと試行錯誤する事は、ほとんど意味が無いと思います。あくまで、判断材料なのです。まず、呼吸の流れがないと舌の形は上手く形作れません。あとは、呼吸が流れていく道です。道がはずれると舌の形は変形してしまいます。(♭∀)