発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2653.声を出す際に、距離感は意識しますか。

A.相手との距離感・・・自分の中だけで完結していたのでは、声を届けることはできません。相手をイメージし、(実際に相手がいるのであれば、その相手に向かって)声を出していきます。相手との距離感を感じることで、リアルなことばになってくるのです。
また相手との距離感の違いも感じていきましょう。近くにいるのか、遠くにいるのか。このイメージの違いによっても、表現のニュアンスが違ってくるはずです。
 空間イメージでの距離感・・・大きいホールなのか、小さいホールなのか、お客さんは多いのか、少ないのか、そういった空間をイメージすることで、出てくる声も変わってきます。イメージのない状態で声を出すことのないように、常に何らかのイメージのもとで、声を出していきましょう。