発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2658.発声に関して、抽象的な説明ではなく、この部分を動かしてほしいとか、ここを使ってほしいとか具体的に説明をしてほしいのですが。

A.具体的に説明はできますが、だからといって、その部分を確実に動かすことができるのかというと、そんな簡単ではありません。
例えば、「肺の下にある横隔膜を下に下げてください」といわれて、下げることができますか。なかなか難しいのではないでしょうか。この場合、「お腹に息を取り込んで」といわれたほうがわかりやすいのではないでしょうか。抽象的なイメージの方が、体を動かしやすいということもあるのです。抽象的なイメージを働かせて、確実に動くようになってから、具体的なイメージを思い描くことをお勧めします。