Ａ．声を出せるようになるためのきっかけとしては、自然に体が反応するときのことを思い出す、ということが助けになると思います。たとえば、咳をする、しゃっくりをする、笑う、などのことです。横隔膜を運動させようとしなくても、運動してくれます。自発的な力というものは、余計な緊張を生みやすいとも思います。とくに、体が硬くなるばかりで力んでしまって頑張れば頑張るほど声が悪循環になると感じた場合は、呼吸が動いているかどうかチェックする必要があります。止まっていると、横隔膜や助間筋などの動きもストップするからです。ちなみに、息を保持することと呼吸を止めることは違います。息を保持することは、横隔膜やその他の発声筋がいつでも動ける状態になっていて初めて保持できます。（♭∀）
