発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2818.歌以外の楽器を聴くことはどのような点でよいのでしょうか。

A.いろんな音楽を聴くことは、歌唱や発声にとって大きなヒントとなります。大きなホールの一番後ろで、さまざまな楽器の音を聴いてみると、トランペットやチューバなどの金管楽器オーボエクラリネットなどの木管楽器、ヴァイオリンなどの弦楽器など、音の届き方が全部違います。それらの楽器の音を、今度は近距離で聴いてみるとまた違った音の届き方をします。近距離で小さな音なのに、ホールの後ろでもしっかり音が聴こえてくる楽器もあります。奏者によっても違ってくるのはもちろんのことです。そして、低音部を担当する楽器の音色、高音部を担当する楽器の音色にも特徴があります。これを声に応用すると、どのような音が自分の耳に残ればよいのかというヒントになってきます。(♭∀)