A.いろんな音楽を聴くことは、歌唱や発声にとって大きなヒントとなります。大きなホールの一番後ろで、さまざまな楽器の音を聴いてみると、トランペットやチューバなどの金管楽器、オーボエやクラリネットなどの木管楽器、ヴァイオリンなどの弦楽器など、音の届き方が全部違います。それらの楽器の音を、今度は近距離で聴いてみるとまた違った音の届き方をします。近距離で小さな音なのに、ホールの後ろでもしっかり音が聴こえてくる楽器もあります。奏者によっても違ってくるのはもちろんのことです。そして、低音部を担当する楽器の音色、高音部を担当する楽器の音色にも特徴があります。これを声に応用すると、どのような音が自分の耳に残ればよいのかというヒントになってきます。(♭∀)