発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2879.口の中で響きをつくらないという意味がよく判りません。

A.口の中は、常にリラックスしていなければなりません。口の中の形によって母音の音色が決まってくるからです。声の音色を変える際に自発的に使ってよい力は、口の中にはありません。上あごから上と、鎖骨から下、それ以外の箇所は基本的に何もしないと思ってください。ただし、うなじの運動はとても重要です。
深い声を出そうとして、口に余計な緊張がある人はとても多いです。これが癖になると、なかなかとれないと思います。この余計な緊張を解くと、声が平らく浅く聴こえるからです。しかし、もしこの癖があるのであれば、最初は平たくなってしまう声を我慢してでも強制する必要があります。(♭∀)