発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2889.「発声では声帯をリラックスさせて声を出しましょう」と本に書いてあったのですが、実際には声帯から声を出しているのではないでしょうか?どういった考え方をしたらよいのでしょうか?

A.もちろん声は声帯から出ますが、声帯を意識するあまりに、のどに力が入ってしまうこがあります。それを避けるために、「発声では声帯をリラックスさせて声を出しましょう」と言っているのではないでしょうか。
のどを中心にして声を出しているのではなく、お腹をスタート地点にして、そこから体を通り、のどを通り、遠くに向けて声が伸びているというイメージが大切です。
また声を出すというイメージよりも、息を流すというイメージで声を出すことで、のどの力も抜けてきます。
声帯から声は出てくるのですが、声帯を意識するあまりに、のどに力が入らないようにしていきましょう。