発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2910.どうしても力んで喉が締まります。

A.息を流そうとすると余計な緊張をして力んでしまう人のひとつの考え方というか感覚のヒントをいうと、息を自発的に吐こうとするというよりも外から息を引っ張り出されているような感覚で息を流す、というイメージをもちつつ発声してみると、よい効果があるかもしれません。スポーツ選手などがとても調子のいいときというのは、よい意味で体の脱力感があり、まるで、何も力を入れていないのに勝手にボールが手を離れていく、などの感覚になるそうです。発声するにあたってなるべく力まないで自然に呼吸や発声するには、筋肉を自発的に使うという考え方ではなく、体が声や空気に誘導されるような感覚を持つことが大切かもしれません。(♭∀)