Ａ．耳のよさということは、聴力があるという単純なことではなく、声の微妙な違いにとても敏感に気づくということだと思います。それは、たくさんの声のサンプルを聴くことによって養われます。日本にいると、よい声のサンプルがあまりにもすくないので、なかなか耳を育てることはむずかしいという現実があります。本当によい声を生まれて一度も聴いていないという人さえいると思います。いまは幸い、インターネット社会になり、YOUTUBEなどでも世界各国の人の歌声や話し声などを聴くことができると思います。そのようなものをたくさん聴いて、ぜひ耳を育ててみてください。できれば、同じ人が日によって声の響きや息遣いが微妙に変わっていて、今日は昨日と比べてこうだ、という風にわかるくらいになるといいともいます。以上は、特にヴォイストレーナーには必要不可欠なことで、プロの歌手にも必要なことだと思います。（♭∀）
