発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2947.中音域は難しいというのですが、どう注意すればよいのですか。

A.中音域はとても易しい音であり、同時にとても難しい音でもあると思います。どういうことかといいますと、どんなフォームの声でも不安定な音になりにくいからです。発声がずれていくときは、不完全なフォームの中音域になっていることに気がつかないためであることが7割以上原因としてあると思います。特に、支えを抜いてしまうということが一番怖いことです。楽に出るぶん、細かい発声のズレに気がつかないので、録音を定期的に行なって、音質がしっかりしているかチェックすることを怠らないようにしてみてください。また逆に、高音域で支障が出てきた場合は、まずは中音域に立ち返ってみてください。中音域で支えが抜けていることに気づくと、高音域の問題は7割以上解決すると思います。以上を参考にしてみてください。(♭∀)