発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2950.息を流そうとすると、子音の発音に難が出ます。

A.息を流す、ということは、発声の上でとても大切な事項ですが、実は大半の人が流していると勘違いしていることのほうが多いです。つまり、息を漏らしてしまうパターンが圧倒的に多いと思います。息を流すと発音がしっかりできません、という質問をするということは、息が漏れているということだと思います。息を漏らさないためには、支えが必要になってくるわけですが、恥骨の辺りの筋肉の動きと鳩尾のあたりの筋肉の動き、に注意を硬く向けてみてください。ここが何も反応しないようだと、おそらく息は漏れてしまいます。息を流そうとする力だけでなく、それに対抗する力が生まれていることが大切です。うまく息が流れるようになったら、面白いように舌や顎がリラックスして、滑舌がどんどんまわりやすくなるはずです。(♭∀)