発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3031.歌っているときに、つらい表情になってしまいます。

A.まずは内容に集中することです。歌の内容に集中しきれていますか?歌の内容と違う表情になってしまっては、表現になりません。内容を理解し、内容を深めて、そのストーリーにしっかり入りましょう。そうすれば、そういった表情にならないはずです。
 鏡でチェックしてみましょう。意外と自分が思ってもみなかった表情をしている場合があります。自分ではこういう表情のつもりでやっていても、実は違う表情になってしまっている場合もあります。鏡でチェックをして直していきましょう。
また内容に適した表情にしてみましょう。形から入ることも大事です。もちろん気持ちが先にあって、その思いが表情につながっていくことも大事ですが、その逆に表情から入っていくこともお勧めします。
 つらい表情、つまり発声が安定していなくて、のどだけで頑張ってしまったり、息が足りなくなってしまったり、発声の問題から起こる問題だと言えます。表情も意識しながら、より発声の安定を目指していきましょう。