発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3030.マイケルジャクソンの「This is it」のDVDを観たのですが、どんな点を学んでいけばよいのでしょうか?

A.彼のボーカルを評価することはとても難しいことです。このDVDは、リハーサルの映像をまとめたものなので、彼自身が本番に向けて声を温存しながらリハーサルを行なっていることもあって、わかりにくいかもしれません。しかし歌がうまいことには違いありません。繊細でハイトーンで、個性的な声をしています。真似するという意味では参考にならないかもしれませんが、フィーリングやフレージングはとても参考になるのではないでしょうか。
 またエンターテイナーとしてもとても素晴らしいものがあります。どのようにしたらお客さんを感動させ、喜ばすことができるのかということをとても追究しています。本人自身のダンス、また群舞でのダンス、映像、照明、構成等、すべてで最高のものを提供しようと努力している姿は素晴らしいですね。楽曲が素晴らしいということは当然なのですが、その上で、さらにエンターテイメント性を求めているのです。