発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3033.ときどきレッスンがぼーっと過ぎてしまうことがあります。トレーナーの言うことも頭に入ってきません。これは何が原因でしょうか?

A.まずは体調、心境を最高の状態でレッスンに臨めていないのではないでしょうか?レッスンはある意味で真剣勝負です。練習の場であって、練習の場ではありません。真剣勝負、つまり本番だと考えることです。
 今まで本番だと思ってレッスンを受けていましたか?たんに受けているだけでは、何も成長しません。本番だと思って、真剣勝負だと思って臨むからこそ、レッスンを受ける意味があるのです。今からでも構いません。そういう意識改革をしていきましょう。
 そして真剣勝負の場だからこそ、準備も万端でなけれなりません。レッスンに向けて体調管理をすることは当然のことながら、レッスンとレッスンの間の練習メニュも充実させていかなければなりません。そしてレッスン前には、ストレッチをしたり、息吐き練習をしたり、多少発声練習をしておくことも必要でしょう。またレッスン内での時間は限られています。その短時間の中で、いかに多くのことを得られるかは、そうした準備にかかってきます。万全の準備のもとでレッスンに臨んでいきましょう。
 万全な状態でレッスンを受けるからこそ、集中力も増し、感度も増し、トレーナーのアドバイスに対しても、多くのことを感じることができるようになります。トレーナーの言っていることがわからないのは、トレーナーのせいではなく、自分自身の集中力を含めたテンションの低さが原因なのではないかと自問してみてください。集中力があれば、1言われたことに対して10感じ取ることができるはずです。1言われたときに、1しか感じられないのであれば、自分自身に何か問題があるはずです。