発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3087.自分の伸びを確認するためにどうすればよいですか。

A.自分の成長を確認するためには、レッスンや練習を録音して、復習教材として使っていくことが大事です。レッスンしっぱなし、練習しっぱなしでは、現状の自分がどんな状態かわからず、手探りで進んでいくことになってしまいます。録音をして、今できていること、できていないことを把握していくことが重要です。
また録音しておけば、半年後、一年後に聞き返すことができます。聞き返すことができれば、その間、自分がどのように成長してきたのかが一目瞭然わかるのです。成長具合がわかれば、もっともっと自信を持って進んでいくことができますし、モチベーションも維持できるはずです。
万が一、半年前と比べて劣っていることがわかったとしても、それはそれで重要なことなのです。できていないことを把握して、今後どうしたら改善できるのかを考えて、新しくメニュを作り、努力していけば、また成長できるからです。
またトレーナーの意見を聞くことも大切です。客観的に成長を見てくれているトレーナーの意見を聞き、参考にしていくことも大事です。またトレーナーによっては、いちいち成長具合を言ってくれないこともあるでしょう。長い目で見て、そう判断していることもあるのです。そこはトレーナーを信じて、レッスンを続けていくことが大事ですが、あまりにも不安であるのなら、そのつど聞いてみることもいいかと思います。
また本番においてのパフォーマンスを録画して、見返すことも大事です。これは録音でも構いませんが、本番においての実力が、今の実力なのです。人前で緊張していたり、練習の時よりもテンションの高い本番だからこそ、今現在の実力がわかるのです。
本番は、練習時よりも何倍も得るものがあります。成功しても失敗しても、何倍も成長できるのです。練習だけではなく、本番を積み重ねていくことも必要です。