発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3152.自分の一番よい声がわからない。自分キーがわからない。低い方が出しやすいが、聞く人によって、高めのすきとおる感じがよいといわれたりする。そうすると、小さな声になると、かき消されてします。小さな声でも、人をひきつけるのはなぜでしょうか。

A.福島先生の本の中に『自分の声は一生分からない。第三者に聞いてもらう』という一節がありました。まさにその通りでして、ご自身の声を録音されたことがあると思いますが、自分で聞こえる声と人に聞こえている声とは違うのです。歌とて同じです。 自分がよく歌えていると思っていても、他人には違う音で伝わっているのです。ですから第三者の判断が必要なのです。ですが、これも好みがありどの意見を参考にするか悩むところです。しかし、ポピュラーですから型がない分、好きなように歌うのもよいでしょう。 しかし私のレッスンでは深い安定した声・小さなPの音でも密度のあることを求めます。あとはご自身の判断となりますので、求められることと出したい声をしっかり理解し判断していくことが重要になります。