発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3199.「高音を出すときに、喉がつまってしまう感覚があります。下の音と歌うときと同じように無理なく楽に出せるようにするにはどうたらよいのでしょうか。」

A.音の高低に関わらず、喉がつまるというのは余計な力が働いてしまっていることなので、できるだけどそうならないようにしていく必要があります。
発声、曲の練習など声を出す前に、一つの方法として、「あくび」をしてみましょう。日本人には多いのですが、こらえて「あくび」をするのではなく、できる限り大げさに、オーバーに、顔中をくしゃくしゃにするくらいの勢いで、意識的に「大あくび」をしてください。
そうすると、口の中が広がっていくだけでなく、軟膏蓋も縦、そして上にあがり、たっぷりと息(空気)を含むことで、喉周辺や顔の筋肉もほぐれていきます。ほぐれるということは、余分な力が抜けるということですですから、一度リラックスさせてから、再度チャレンジしてみてください。「あくび」一つでも変化していきます。