A.レッスン時間は限りがあります。レッスンにきて、その日に、初めて声を出すというのではなく、できるだけ前回レッスン中に習得した発声練習法、呼吸法、コンコーネなどを復習して、レッスンにのぞむようにしてください。
忘れないように復習して覚えるというのは、とても大切なことです。毎回、毎回、同じことを指摘されないように、箇条書きにしておく。いつもそれらを持ち歩いて、時間のあるときにトレーニングをしてみるといった工夫もできると思います。自分の中でクリアーできるまでチェックしてください。
楽器と違って歌は歩きながらでも、呼吸と腰の支えの意識、待ち時間でハミングの練習、駅の階段で腹筋トレーニングなど、体を使ってできます。工夫してみましょう。
レッスンを受身になるだけでなく、自分でトレーニング法を考えたり、オリジナルの個性を発揮するためにも、レッスンの時間以外にどのような生活を送るのかを研究しましょう。