発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3208.「フレーズの最後になると音程が低くなってしまいます。どうすればきれいにまとめられますか。」

A.音程に関する問題、悩みは多くの人から聞かれますが答えはひとつに限られるとはいえません。音階練習でピアノの音をしっかり聞きながら、感じ取りながら発声する、自分でも鍵盤を弾いて一つ一つ丁寧に確かめる、MDレコーダーなどで録って確認する、など改善策はたくさんありますが、録音しても音程が低いことがわかる(気づく)だけでトレーニングとはまた違いますね。やはりレッスンでトレーナーに直接聴いてもらい直していくべきです。結構根気がいります。
原因のひとつは体が出したい声に(またその反対)追いついていないのではないでしょうか。声量があるようでもただ声を出しているだけではおのずと程は下がり気味になりますし、どこか一点に意識を集中させて「真実味」のある声を表出させることが大切です。フレーズも最初は気合を入れて正確に歌っても最後までそれを持続させなければ聴いていて「あれ、テンションが落ちてる。」と受け止められがちです。日々のコンディションもあると思いますがメンタル面と声のバランスを良く保ってレッスンに臨んでください。