A.その声の感じは今まで耳にした事のない種類の声質だったかもしれませんね。どこか別世界みたいな、歌詞が分かったらなあという気持ちはよく分かります。
大体オペラはセリア(悲劇)とブッファ(喜劇)に分かれていて登場人物の心情を歌うシーンが見所、聴き所としてストーリーの中に何箇所か出てきます。日本語では朗唱、イタリア語ではアリアといいます。歌詞の内容は恋愛や恋人への愛の気持ち、自己の悩み、苦しみから、世の中への風刺までとにかく喜怒哀楽に飛んだ内容が歌われていますね。
その気持ちがとてつもなく大きく激しいのでオペラの中でかなり大げさに、オーバーに歌い上げられます。日常を超えた非日常的ともいえる舞台演出などが一度観た聴衆の心を捉えて離さないのかもしれません。オペラは、多くの解説書がでているので読んでみてください。(SM)