発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3225.仕事で声を使いすぎているせいか、発声をしていても力ばかり入ってしまい、声がハスキーになりがちです。睡眠も足りていないかもしれません。

A.確かに声を使わない仕事はない、といってよいほど現代はコミュニケーションが重要な時代になってきています。いつどこで声を休めるかというのも課題ですね。
普段の仕事のときに、発声法を活用してみたらどうでしょうか。つまり日ごろからひびく楽なポジションで声を「使う」というより、「鳴らしていく」という考え方です。何となく声を出しているのではなく、ここは言いたいというころにアクセントを付けてみたり、リズムを付けてみる感覚で「語る」のです。
欧米の人の会話をよく聞いていると、皆ペチャクチャ「話す」というより朗々と「語る」ように聞こえてくるでしょう。姿勢もしぜんとまっすぐよくなってきますね。声を出すときに外国人になってください。映画を観たりしてイメージをつかんでみてください。周りの人も声の変化に気が付くはずです。