A.レガートとスタッカート、マルカート、これが唱法の3大要素です。レガートは音をつなげて歌う、スタッカートは音を切って歌う、ですが、マルカートに関してはあまり知らない人がおおいようです。マルカートはレガートとスタッカートを半分半分にしたものと認識してもらって構いません。レガートでは音をキープすることが求められ、スタッカートでは瞬発力が求められます。マルカートは、音をキープしつつ、緊張と弛緩を繰り返す、というテクニックが必要になってきます。このマルカートの練習は、音の粒をそろえてできるようになると、フレーズを歌う中でフィジカルな部分をどのような力でどのくらいの力で使うかという感覚も養うことが出来ると思います。どうしても、力むだけの歌になってしまう人は、このマルカートをよく練習して、力を入れたり弛めたりという中でリラックスと緊張のバランスが取れるようになると良いと思います。(♭∀)