発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3332.発声と表現のバランスをどのようにしてとったらよいでしょうか。

A.発声は、理屈ではありません。よい音とは、計算された中から生み出されるものですが、最後に必要なものは、表現しようとすることによって音の渦が生まれることです。これがないと無機質な声になってしまいます。
つまり、体の形などは計算されたなかから生まれ、呼吸の動かし方は本能的なものに頼るように考えれば、形と表現のバランスはとりやすいと思います。呼吸の動きが表現に直結するという風に考えてください。つまり、表現力が無く一本調子だということは、呼吸が止まっているということです。(♭∀)