A.現在学校教育において、音楽・美術・体育の表現科の授業がどんどん減少される方向になっています。これは非常に残念なことです。中学校までは数が減ったとしても、完全になくなることはありませんが、高校となると、特に進学校では全く音楽の授業がない高校もでてきています。私が危惧することは、表現科の授業が軽視されてくると表現科の教師になりたいという人も減るのではないかということです。目指す人自体が減れば、優秀な人も減ります。果ては日本という国は芸術に理解ないつまらない国になるのではないかという気さえしてきます。私も学校に派遣され、何度も演奏したことがありますが、子供は純粋で正直で、敏感です。演奏を聞き感動すると、目が輝いているのがわかります。そういう子供たちと日々接する音楽教師だからこそ、責任は重大で、心から音楽の素晴らしさを伝えてほしいものだと思います。(♯Θ)