発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3397.お酒を飲むと声が出にくくなります。また出やすくなるということも聞いたことがあります。声帯はどんな状態になっているのでしょうか?

A.まずお酒を飲んだら、大きな声でしゃべったり、歌ったりしないほうが、のどのためにはよいのですが、なかなかそうはいきませんね。仕事の付き合いで飲んだ後にカラオケに行ったり、居酒屋で大きな声でしゃべってしまったりと、のどにとってはよくないことばかりです。
ですからそういう事実を知っておきながら、次の日に歌ったりしゃべったりする本番があるのであれば、お酒も控えめにして、声を出すことも控えめにすることをお勧めします。またそういうスケジュールを避けることも事前に必要なことなのかもしれません。
お酒を飲むと、のどがうっ血して、声が出しやすくなるという人も多いのではないでしょうか。質問のように、飲んで出しにくくなるのであれば、控えたほうがよいと思いますし、飲んで声が出やすくなってしまう人は、さらに気をつけたほうがよいです。そのときには歌いやすくても、普段よりものどに負担をかけていることになるからです。お酒で麻痺していて、のどの負担を物ともしないで酷使してしまうからです。ですから次の日になって、のどが痛くなったりします。自分に合った形でお酒と付き合っていきましょう。
(♭∞)