A.悪役に限らず、どんな役でも役作りが大事です。その役の性格、生い立ち、思想、考え方、育ち方など、資料を集めたり、脚本を読み込んだりしながら、つかんでいきます。そうした過程を経たうえで、悪役に取り組んでみましょう。
悪役の役作りですが、基本は台本を読み込むことです。その作品の中での役割、存在、等を把握して、セリフを読み込んでいきます。またセリフだけではなく、セリフとセリフの行間に込められた思いや、セリフに書かれていない気持ちもイメージしていきましょう。そうした過程で役の気持ちや性格がわかってくるはずです。ですから悪役をと限定することなく、すべての役において役作りが大切なのです。
また現実には犯罪者であったり、悪人ではないので、悪役がつかみにくいのであれば映画等を見て参考にしていきましょう。洋画であれば「ゴッドファーザー」等のマフィアもの、邦画であればヤクザものが参考になると思います。