Ａ．自分に合っていない曲を歌わないという選択をすることは、とても重要なことです。同じく、自分が歌えない音域の曲を作曲しないということも大事です。自分に合っていない音域の曲とは、音の高さがどこまで高いか、低いかだけではありません。全体的にどの高さの音でメロディが構成されているかという事もとても大事な点です。最高音が自分の出せる高さの音をクリアしていたとしても、最高音の少し下くらいの音域が何回も続くような曲はとても難易度が高いと思います。逆に、自分が出しやすい音域よりも低い音ばかりで歌うことも、続けすぎると声帯のバランスがおかしくなることがあります。常に、最高音だけを気にするのではなく、高い音ばかりで書かれた曲なのか、自分の出すやすい中音を中心に出す曲なのかということも考える必要があります。
