発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3449.最近テレビ等のナレーションでは、ナレーターではなく俳優の方がナレーションしていることが多いと思うのですが、時々ことばが聞き取れないことがあります。ナレーションはどうあるべきなのでしょうか?

A.最近は個性的な俳優のナレーションが多いですね。単に正確にことばや内容が伝わればよいということだけではなく、内容に則した個性的な声が求められているようです。しかし個性的だからといってナレーションの技術がいらないのかと言ったらそうではありません。発声にしても、発音にしても、しっかりと基礎を身につけることが大事なのです。基礎を身につけたうえで、演技もナレーションも両方鍛えていければ理想です。もちろん演技オンリーで極めていくことも、ナレーションオンリーで極めていきたいと思う方もいると思うのですが、バランスよくいろいろなものを学んでおくことをお勧めします。ですから最終的にナレーターとして活動していくにしても、演技のトレーニングはしておいたほうがよいでしょう。また俳優としてやっていくにしても、ナレーションの勉強をしておくことも大事かと思います。