A.最近は個性的な俳優のナレーションが多いですね。単に正確にことばや内容が伝わればよいということだけではなく、内容に則した個性的な声が求められているようです。しかし個性的だからといってナレーションの技術がいらないのかと言ったらそうではありません。発声にしても、発音にしても、しっかりと基礎を身につけることが大事なのです。基礎を身につけたうえで、演技もナレーションも両方鍛えていければ理想です。もちろん演技オンリーで極めていくことも、ナレーションオンリーで極めていきたいと思う方もいると思うのですが、バランスよくいろいろなものを学んでおくことをお勧めします。ですから最終的にナレーターとして活動していくにしても、演技のトレーニングはしておいたほうがよいでしょう。また俳優としてやっていくにしても、ナレーションの勉強をしておくことも大事かと思います。