A.イメージでよく使われるのが、「お腹に息を入れる」、いわゆる腹式呼吸です。これこそまさにイメージなのです。実際にはお腹に息を入れることはできませんが、そういうイメージで息を吸うことで、肺の深い部分にまで息を取り込むことができるのです。
もちろん技術的にお腹に息を取り込む練習はしていくのですが、それプラス、イメージを働かすことで、より技術的にも向上していくのです。
また「声を遠くへ飛ばして」とか「足に根っこが生えたように床を踏ん張って」ということも言います。これらはもちろんイメージなのですが、このイメージ通りにできれば、実際、声は遠くへ飛びますし、下半身の支えもできてくるようになるのです。それだけイメージは大事なのです。
またイメージ=想像力ともいえます。中には想像できないという方もいますが、これぐらい想像できないようでは、歌の世界を想像することさえできません。歌は想像力の世界です。そう思ってイメージを大事にしていきましょう。(♭∞)