発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3674.トレーナーの声のようになりません。

A.まずトレーナーの声になってはいけません。貴方らしい声を出していってください。

トレーナーの声はこれまでならってきた各自の先生と経験と持ち物(声、体)で違うものです。自分のような声になってほしいと思ったことは一度もありません。むしろなってほしくはないものです。すべてのトレーナーがそうとは思いませんが、少なくとも私は自分の弱点もうまくいき辛いことも自覚しているのでもっと良くなってほしいと思ってレッスンしています。トレーナーは生徒の持っている声を鍛えるのが仕事だと思っていますので誰かの声のようにだとか、自分のようにと思ってレッスンする人はトレーナーとしていかがなものかと思ってしまいます。

もしこういう質問が多くなってくるようならばレッスンではまったく歌わないほうがいいかもしれません。トレーナーを目指してもしょうがないからです。あくまでも我々の仕事は生徒の「基礎的な声の訓練」なのですから。(♭Σ)