A.あります。私自身はまだ一度も降りたことはありませんが何度も他のキャストが降りる場面には遭遇しています。
一番の原因は体調の問題が多いのだと思いますが最近のオペラの世界だとそうじゃないことも増えています。3.11の震災以降外国人の歌い手が日本にこないことが増えました。
ボローニャ歌劇場などの引越し公演では3演目予定されていた全ての主役テノールが出演せず代役が出演しました。(お一人は事故で他界してしまったのでどうすることもできませんでしたが)有名なバリトンも来日していません。
S席になると50000円近い額の公演を簡単にキャンセルしてほしくはないと思います。テノール目当てにチケットを買うお客様は多いのですから。
先日新国立劇場にモーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」を聴きにいきましたが、6人しかでない作品で3人が代役という公演にとても違和感を覚えました。確かに今の日本というのは外国からすると放射能などの問題で危険な雰囲気があるのかもしれません。しかし上記以外にもキャストが降りる公演というのは増えています。普通の公演よりも圧倒的に高い額のチケットを買ってお客様は楽しみにしているのですからもう少し考えていただきたいと思います。(♭Σ)