発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3774.トレーニングに子音を使うとしたら、その子音と理由について(1)

.発声では、「マ行」をよく使います。母音だけで、「ア」「エ」を使うこともあるのですが、必ず子音をつけて行ないます。「マ」の場合はハミングに近い形から声を出すことになります。「ん~マ」というようになります。ハミングの時点でひびきを口先に集めておいて、それから広げて声を出すことで、より声の集まった、鋭い声を出すことができます。

また子音を使うことで、声の効率がよくなります。フレーズをまとめる際や、ロングトーンの練習では、子音を使うことも有効かと思います。

子音を使わない母音だけの発声では、声のひびきを重視していき、まとめずに、深い声を出していきたいので、ひびきとしては「ア~~」と出すことができるのですが、まとまりを欠くことにもなります。目的を分けて練習していくことがよいかと思います。(♭∞)