発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3783.トレーニングに子音を使うとしたら、その子音と理由について(10)

.「FU」を使います。

理由は息を前に吐かないと出ないからです。喉に音を落としすぎない、飲み込みエリアで音を作らないよう、顎に音をぶら下げることのないように、音を前に出す土台の体をつくりたい目的で使います。口の周りに力を入れさせないために、頬が膨らむくらいに息だけを、スケールに合わせてまず吐いて、息を吐く状態を体に覚えこませます。その体で、そこに少しずつ繊細に音を混ぜていきます。音を出すための子音ではなく、息を吐く負荷をかけるための子音として使います。(♯Γ)