A.どれだけ共鳴腔を使っているかどうかです。もちろん骨格等にも個人差がありますから、誰でも同じ大きさの共鳴腔があるわけではありませんが、これも人によって何倍も違うというほどの差はありません。ですから、誰でも自らの共鳴腔を最大限に生かすことができれば、音響の良い大ホールを、マイクなしで満たすくらいの歌声は充分に出せるはずなのです。もし皆さんの中に、声がよく出ないとか、声が小さいなどとお悩みの方がいらしたら、それを才能や体質などの問題として諦めないで下さい。ポイントはただ一つ、共鳴腔をどれだけ有効に使えるかどうかなのです。