発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3865.声をレガートで歌うために

基本的にはしっかりとした支えと息の流れにつきると思っています。しかしこれはなかなか上手くいきません。レガートで歌うと言うのは声楽の一生の目標かもしれません。パヴァロッティティートスキーパ、市原多朗などの録音を聞くととても信じられないような声とレガートでうたいきります。

これができるようになったらと思うときっと一生歌っていける気がします。特にバロックからベルカント時代の作品にはレガートがとても要求されます。これはヴェルディにも言えることです。ヴェルディはあまりベルカント作品には加えられませんが、ヴェルディの作品こそレガートさがないと歌えない作品ばかりです。とてもプッチーニやマスカーニ、レオンカヴァッロとヴェルディが一緒だとは思えません。

自分の中でのレガートと人が聞いているレガートは違うので声をきいてもらうしかありませんからレッスンが必要不可欠になると思います。(♭Σ)