発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3998.自宅では小さい声でできる練習しかしていません。やりかたや集中度などにもよると思うのですが、これでは不足でしょうか。

.スポーツに置き換えて考えてみましょう。全力で走らなくてはいけないのに、力を抜いた練習をするでしょうか?フィギュアスケートをするのに、リンクが狭いからといって大技の練習を省くでしょうか?自分の最大を知ることなしに、練習を続けていても意味がありません。なぜなら筋肉がそれ(小さな声で歌うこと)を覚えてしまって、それ以上育たなくなるからです。歌もスポーツと同じで、筋肉を使います。ですから、歌の為の基礎体力作りや筋トレが必要です。喉も筋肉ですから、小さい声ばかりでは育ちません。しっかり声を出して、どこの筋肉を使うのか、身体のどの部分に共鳴するのか知らなくてはいけませんから、小さい声でばかり練習することはよくありません。家での練習が難しければ、スタジオを借りるとか、カラオケボックスを利用するとかして、レッスンで学んだことをしっかり復習しましょう。(♯Å)