A.私の場合はハミングとイの母音が共鳴のトレーニングの基本です。稽古前も本番前もこの2つをやらないときはないでしょう。私のハミングは歯を軽く噛み、唇を閉じて、軽く笑顔を作ってよく副鼻腔(マスケラ)に響かせることを意識してトレーニングします。その際、体全体を息が通っていくイメージは常にもっています。ハミングをおこなった後、ハミングと同じポジションでイ母音を歌うことを多くおこないます。特にパッサッジョはイ母音で多く繰り返しトレーニングします。
イ母音の利点は一番狭い母音ですし、口も閉じ気味なので呼気、響きを調整しやすいことと、男性は高音で口を開けすぎてはいけないので口を閉じ気味に発声できるイの母音は私にはかかせない母音です。(♭Σ)