発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4104.共鳴についての練習法、メニュや注意点を教えてください。(7)

A.子音Mを使って練習すると共鳴について比較的捉えやすいように思います。「Ma」や「Mi」を使い単純な音型で歌いますが、このときに子音Mでしっかり音程に入ってしまいます。鼻または顔で子音Mの響きを捉え、子音Mと同じ響きのでライン上で母音に入ります。「子音M→母音」の移行を慌てず、丁寧になめらかに行うことです。また共鳴のポジションを求めることにより声が鼻にかかってしまう(鼻母音になる)、声が奥まってしまうなどの状態にも陥りがちです。そのような心配があるときは、鼻をつまんだ状態で歌ってみると自分自身でもすぐに気がつくことができます(鼻をふさいだままでは鼻母音で歌えないため)。(♯α)