A.レッスンを続けて、進歩がないわけがありません。
始めたばかりの頃を思い出してみましょう。正しいフォーム、呼吸の仕方、舌の位置、顎が硬くなっていないか、口の中を広く使えているかどうかなど、これまでは知らないことではなかったですか?
それをまず覚えたことで1つ進歩したでしょう?
そして、出しにくかった音が出るようになったり、または違う音色で出せるようになったりしているでしょう?
これも進歩です。不安に思う場合は、レッスンを録音したらよいのです。またそれをノートに記録すること。
そうするとレッスン内容と自分のできたところ、できなかったところ、トレーナーに指摘されたところがどうして指摘されたのか、やりなおしたらどう良くなったのか、自分の耳と目で確かめることができます。
発声は頭で考えるのではなく、身体、筋肉で覚えなくてはいけません。
ですから、日々の反復練習が必ず必要になってきます。
いろいろな事情で毎日の練習がかなわない場合もあるでしょうけれど、筋肉が完全に覚えられるようになるまで、日々の練習を怠らないようにしましょう。
レッスンと、日々の反復練習を続けていればけていれば、停滞することはあったとしても、進歩していないと言うことはありません。
また誰かと比べるのではなく、自分自身のものさしというのがあるものですから、そのものさしでトレーナーと自分自身を信じて、練習を続けていきましょう。(♯Å)