発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4124.レッスンを開始しても、進歩があまり感じられません。どのようにしたらよいでしょうか?

.レッスンを続けて、進歩がないわけがありません。

始めたばかりの頃を思い出してみましょう。正しいフォーム、呼吸の仕方、舌の位置、顎が硬くなっていないか、口の中を広く使えているかどうかなど、これまでは知らないことではなかったですか?

それをまず覚えたことで1つ進歩したでしょう?

そして、出しにくかった音が出るようになったり、または違う音色で出せるようになったりしているでしょう?

これも進歩です。不安に思う場合は、レッスンを録音したらよいのです。またそれをノートに記録すること。

そうするとレッスン内容と自分のできたところ、できなかったところ、トレーナーに指摘されたところがどうして指摘されたのか、やりなおしたらどう良くなったのか、自分の耳と目で確かめることができます。

発声は頭で考えるのではなく、身体、筋肉で覚えなくてはいけません。

ですから、日々の反復練習が必ず必要になってきます。

いろいろな事情で毎日の練習がかなわない場合もあるでしょうけれど、筋肉が完全に覚えられるようになるまで、日々の練習を怠らないようにしましょう。

レッスンと、日々の反復練習を続けていればけていれば、停滞することはあったとしても、進歩していないと言うことはありません。

また誰かと比べるのではなく、自分自身のものさしというのがあるものですから、そのものさしでトレーナーと自分自身を信じて、練習を続けていきましょう。(♯Å