A.イタリア語で点のことをPuntoといいますが、発声時にこの点を感じる場所はひとによってさまざまです。
額というひともいるし、口蓋の頂点と言うひともいますが、よくジラーレして(まわして)歌うときは、上唇の上、前歯の付近に感じるものだろうと思います。
点を感じると音は金属的になりますが、その金属の質は感じる場所で異なってきます。額に点を感じるときは音は冷たく、浅い、人口的な色の金属になります。
口蓋に点を感じる人はやや暗い、ブロンズのような音になります。前歯付近・上唇の上付近に点を感じるときは、音は輝かしく、黄金色になります。
ドイツや北欧の歌手には額に集めるひとも多く(ヴァーグナー歌手など)、また個人のひとの歌い方、歌い節で変ってきます。
しかし、そこを狙ってビームのように歌うことは本質的な部分で間違いで、それは避けねばなりません。(♭∀)