発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4147.歌唱における発音(外国語)の学び方について(11)

A.オペラはベルカント唱法ですから、口の中を広く保ち頭蓋骨に響くよう発声します。そのため、言葉が明瞭に聞こえることよりも、発声の方を重視します。イタリア語は開いた感じ、明るいイメージ、ドイツ語は子音が多く、息を多く飛ばすイメージ、フランス語は鼻に抜けるようなイメージを持っています。英語は顔の前の方で発音するといわれています。それに対し日本語は舌を使わず、また舌が固く、舌根にも力が入って奥のほうで発音する傾向にあるといわれています。各言語の特徴をつかむことが必要です。(♯Å)